前立腺肥大症
前立腺肥大症
夜中のトイレ、尿の勢いが弱い…それは「前立腺肥大症」かもしれません
「最近、夜中に何度も目が覚めてトイレに行く」
「尿の勢いが弱くなり、出し切った感じがしない」
50代、60代と年齢を重ねるごとに、こうした悩みを抱える男性は増えていきます。これらは単なる加齢のせいではなく、「前立腺肥大症」という疾患が原因かもしれません。
本記事では、大阪府門真市の「やすだ泌尿器科クリニック」が、前立腺肥大症の症状から最新の治療法まで、2023年版の最新ガイドラインに基づき詳しく解説します。
前立腺肥大症とは?原因とリスク
前立腺は男性のみにある臓器で、膀胱の出口付近で尿道を取り囲むように位置しています。この前立腺が肥大し、尿道を圧迫することで排尿トラブルを引き起こすのが前立腺肥大症です。
主な原因
- 加齢と男性ホルモン: 加齢に伴うホルモンバランスの変化が主な要因とされています。
- 生活習慣病: 近年の研究では、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などの生活習慣病もリスクを高めることが指摘されています。
あなたの症状はどれ?3つの分類でチェック
前立腺肥大症の症状は、大きく分けて**「蓄尿症状」「排尿症状」「排尿後症状」**の3つに分類されます。ご自身の症状をチェックしてみましょう。
① 蓄尿症状(尿を溜める時の悩み)
- 頻尿: 日中の排尿回数が多い(通常8回以上)。
- 夜間頻尿: 就寝中に何度も尿意で目が覚める。
- 尿意切迫感: 急に我慢できないような尿意に襲われる。
② 排尿症状(尿を出す時の悩み)
- 尿の勢いが弱い: 以前に比べて勢いがなくなった。
- 排尿困難(尿が出づらい): 出し始めるまでに時間がかかる、腹圧をかけないと出ない。
③ 排尿後症状(出した後の悩み)
- 残尿感: 出し切った感じがせず、すっきりしない。
- 尿の後漏れ: 排尿が終わったと思った後に、尿が漏れて下着を汚す。
⚠️ 注意:放置すると「尿閉」のリスクも
症状が悪化すると、尿が全く出なくなる「尿閉(にょうへい)」を引き起こす可能性があります。これは激しい痛みを伴い、緊急処置が必要な状態です。早めの相談が重要です。
専門医による精密検査と診断
当院では、患者様の負担が少ない低侵襲な検査をワンストップで行っています。
- IPSS(国際前立腺症状スコア)& QOLスコア: 問診票を用いて症状の重症度を数値化します。
- PSA検査(前立腺特異抗原): 採血により、前立腺がんとの鑑別を行います。
- 尿流量測定(ウロフロメトリー): 専用のトイレで排尿するだけで、尿の勢いや時間を測定します。
- 超音波検査(エコー検査): 前立腺の大きさや形、残尿の有無を正確に測定します。
- 直腸診: 医師が直接、前立腺の硬さや表面の状態を確認します。
前立腺肥大症のエコー写真
前立腺重量が62mlと前立腺肥大症を認めます。
通常は20mlほどです。

前立腺肥大症の診療風景
4前立腺肥大症の治療法:薬物から最新手術まで
治療の目的は、症状を改善しQOL(生活の質)を高めることです。
薬物療法(まずはここから)
多くの場合、まずは内服薬による治療を選択します。
- α1受容体遮断薬: 前立腺の筋肉を緩め、尿道を広げます。
- PDE5阻害薬: 血流を改善し、排尿機能をサポートします。
- 5α還元酵素阻害薬: 肥大した前立腺自体を小さくします。
- 漢方薬: 症状や体質に合わせて併用することがあります。
手術療法(根本的な解決を目指す)
薬物療法で十分な効果が得られない場合や、尿閉を繰り返す場合には手術を検討します。
- TURP(経尿道的前立腺切除術): 内視鏡を用い、電気メスで肥大した組織を削る標準的な手法。
- HoLEP(経尿道的レーザー前立腺核出術): レーザーで肥大した組織をくり抜く、出血が少なく体への負担が軽い術式。
- PVP(光選択的前立腺レーザー蒸散術): 最新のレーザー治療で、短期間の入院で治療が可能です。
手術療法は提携の医療機関に紹介いたします。
大阪・門真市で前立腺肥大症のご相談なら
前立腺肥大症は、適切な治療を行うことで劇的に生活の質が改善する病気です。「年だから仕方ない」と諦める前に、ぜひ専門医にご相談ください。
やすだ泌尿器科クリニックの強み
プライバシーに配慮し、一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案します。
- 専門性: 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医による、ガイドラインに基づいた精密な診断。
- 利便性: 京阪電車「門真市駅」から徒歩6分。駐車場完備。
- 水曜日は午後20:00までの夜間診療。
- 土曜日は泌尿器科専門医2名体制で待ち時間の少ない診療。
【ミニコラム】前立腺肥大症と前立腺がん、何が違うの?
「尿が出にくいのは、がんのサイン?」と不安になる方も多いですが、
実は前立腺がんは初期段階では自覚症状がほとんどありません。
比較で見る「肥大症」と「がん」
| 項目 | 前立腺肥大症 | 前立腺がん |
| 発生場所 | 前立腺の内側(内腺) | 前立腺の外側(外腺) |
| 主な症状 | 尿が出にくい、頻尿など | 初期は無症状(進行すると排尿障害) |
| 疾患の性質 | 良性の腫瘍(転移しない) | 悪性の腫瘍(転移の可能性あり) |
| 主な検査 | エコー、尿流測定など | PSA検査、生検、MRI |
1. 発生する場所が違う
前立腺は「みかん」に例えられます。
- 前立腺肥大症: みかんの「実(内側)」が大きくなる病気です。尿道に近いため、すぐ尿の出が悪くなるなどの症状が出ます。
- 前立腺がん: みかんの「皮(外側)」にできる病気です。尿道から離れた場所で発生するため、かなり大きくならない限り自覚症状が出にくいのが特徴です。
2. 「症状がない」のが一番怖い
前立腺肥大症は「トイレが近くて困る」という実害があるため受診のきっかけになりますが、前立腺がんは静かに進行します。「どこも痛くないから大丈夫」という自己判断が一番のリスクです。
3. PSA検査で見分ける
この2つを見分ける最大の武器が、血液検査の「PSA検査」です。数値を確認することで、がんの可能性を早期にキャッチできます。
当院からのアドバイス
50歳を過ぎたら、トラブルがなくても年1回の定期的なPSA検査を強く推奨します。また、肥大症とがんを「合併」しているケースも少なくありません。「ただの肥大症だろう」と放置せず、専門医によるチェックを受けることが、健康を守る近道です。しく調べるための検査としては、直腸内指診、尿流測定、残尿測定、直腸エコー検査、尿道膀胱鏡検査、X線検査(尿路造影)などがあります。
陰嚢疾患
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