頻尿・尿失禁の治療
大阪で頻尿・尿失禁(過活動膀胱)にお悩みの方へ
頻尿・尿失禁(過活動膀胱)とは?
「トイレが近い」「急に尿意をもよおして我慢できない」「間に合わずに漏れてしまう」といった症状はございませんか?これらは頻尿・尿失禁、特に「過活動膀胱」と呼ばれる病気の典型的なサインです。40歳以上の日本人の約8人に1人が、過活動膀胱の症状を有すると報告されており、決して珍しい病気ではありません。
しかし、「年のせいだから仕方ない」と諦めたり、恥ずかしさから誰にも相談できずに一人で悩みを抱え込んでいる方が少なくないのが現状です。
過活動膀胱の主な症状
過活動膀胱の症状は多岐にわたりますが、特に以下の3つが特徴的です。
- 尿意切迫感: 突然、我慢できないような強い尿意が起こり、トイレまで間に合わないことがある。
- 頻尿:日中に8回以上、夜間に1回以上トイレに行く。
※臨床的には日中8回以上が目安とされますが、回数に関わらずご本人が頻回と感じる場合も重要な症状です。 - 切迫性尿失禁:強い尿意のために、トイレにたどり着く前に尿が漏れてしまう。
これらの症状は、日常生活の質(QOL)を著しく低下させますが、適切な診断と治療により、症状の改善が期待できる疾患です。
放置するとどうなる?
過活動膀胱は命に関わる病気ではありませんが、放置すると以下のような問題を引き起こす可能性があります。
- QOLの低下: 常にトイレの心配をするため、精神的なストレスが増大し、社会活動が制限される。
- 皮膚トラブル: 尿漏れによる皮膚炎や感染症のリスクが高まる。
- 転倒のリスク: 夜間頻尿により、夜中に何度もトイレに起きることで転倒しやすくなる。
- 腎機能への影響: 他の疾患(神経因性膀胱など)が隠れている場合には、放置により腎機能へ影響する可能性があります。
過活動膀胱の原因
過活動膀胱の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合っていることが多いです。主な原因としては以下のようなものが挙げられます。
- 加齢による変化
年齢を重ねると、膀胱の筋肉や神経の機能が低下し、尿を溜める能力が低下したり、膀胱が過敏になったりすることがあります。これにより、少ない尿量でも強い尿意を感じやすくなります。 - 骨盤底筋の機能低下
出産や加齢、肥満などにより、膀胱や尿道を支える骨盤底筋群が緩むと、尿道を締める力が弱まり、尿意切迫感や尿漏れにつながることがあります。特に女性に多く見られる原因です。 - 前立腺肥大症(男性の場合)
男性の場合、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫することで尿の出が悪くなります。これにより膀胱に負担がかかり、膀胱が過敏になって過活動膀胱のような症状を引き起こすことがあります。 - 脳・神経疾患との関連
脳梗塞、パーキンソン病、脊髄損傷などの脳や神経の病気によって、膀胱をコントロールする神経の働きが障害されると、過活動膀胱の症状が現れることがあります。これを「神経因性膀胱」と呼びます。 - その他の原因(膀胱炎、膀胱がん、結石など)
膀胱炎などの感染症、膀胱結石、膀胱腫瘍など、他の泌尿器科疾患が原因で頻尿や尿意切迫感が起こることもあります。これらの疾患は過活動膀胱と症状が似ているため、正確な診断が非常に重要です。
当院での検査と診断
やすだ泌尿器科クリニックでは、患者様一人ひとりの症状や状態を正確に把握し、最適な治療法を選択するために、丁寧な検査と診断を行っています。
- 問診と排尿日誌
まずは、患者様の症状について詳しくお伺いします。いつから、どのような症状が、どのくらいの頻度で起こるのか、日常生活にどのような影響があるのかなど、詳細な情報が診断の重要な手がかりとなります。また、排尿日誌をつけていただくことで、客観的な排尿パターンを把握することができます。 - 尿検査・超音波(エコー)検査
尿検査では、尿路感染症や血尿の有無などを確認します。超音波(エコー)検査では、膀胱に残っている尿の量(残尿量)や、前立腺の大きさ(男性の場合)、膀胱や腎臓に異常がないかなどを確認し、他の疾患が隠れていないかを診断します。 - 必要に応じて血液検査
高齢男性の場合など、必要に応じて血液検査でPSA(前立腺特異抗原)などを測定し、前立腺がんの可能性がないかを確認することもあります。
頻尿の症状は、過活動膀胱だけでなく、神経因性膀胱など、全く異なる病態によっても引き起こされることがあります。特に神経因性膀胱の場合、安易に過活動膀胱の薬を服用すると、かえって症状が悪化し、腎機能に悪影響を及ぼすリスクがあります。当院では、正確な残尿量の測定と専門的な排尿機能の知識に基づき、適切な診断を行いますのでご安心ください。
頻尿・尿失禁(過活動膀胱)の治療法
過活動膀胱の治療は、症状の程度や患者様のライフスタイルに合わせて、様々な方法を組み合わせて行われます。やすだ泌尿器科クリニックでは、患者様にとって最も効果的で負担の少ない治療法を提案いたします。
薬物療法(β3作動薬、抗コリン薬、漢方薬)
- β3作動薬:
膀胱の筋肉(排尿筋)をゆるめ、尿をためやすくするお薬です。比較的副作用が少なく、幅広い年代で使用される薬剤です。 - 抗コリン薬:
膀胱が勝手に収縮するのを抑えるお薬です。口の渇きや便秘などの副作用が出ることがありますが、過活動膀胱の治療で広く用いられている有効な薬剤です。 - 漢方薬:
冷えや加齢に伴う排尿トラブルに対して、体質や症状に合わせて漢方薬を処方することもあります。他のお薬と併用することも可能です。
行動療法(膀胱訓練、骨盤底筋体操)
- 膀胱訓練:
尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少しずつ排尿間隔を延ばしていく訓練です。膀胱の容量を増やし、尿を溜められる時間を長くする効果が期待できます。 - 骨盤底筋体操:
肛門や尿道を締める運動を繰り返すことで、骨盤底筋を強化し、尿漏れを防ぐ力を養います。継続することで効果を実感できます。
頻尿や尿失禁は、単独で発生するだけでなく、他の病気と関連していることも少なくありません。ここでは、特に注意すべき他の疾患との関係について解説します。
糖尿病と頻尿
尿病の患者様は、血糖値が高い状態が続くことで、多尿になり、結果として頻尿を引き起こしやすくなります。また、糖尿病性神経障害により膀胱の機能が低下し、排尿が困難になることもあります。糖尿病の治療と並行して、排尿管理を行うことが重要です。
高血圧と夜間頻尿
高血圧の患者様は、体液バランスや腎機能の影響により、夜間の尿量が増えることがあります。高血圧の適切な管理は、夜間頻尿の改善にもつながる可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群と夜間頻尿
睡眠時無呼吸症候群の患者様は、睡眠中に呼吸が止まることで体内の酸素濃度が低下し、心臓に負担がかかります。これにより、心臓から分泌されるホルモン(ANP)の作用により尿量が増加することが知られています。睡眠時無呼吸症候群の治療を行うことで、夜間頻尿が改善するケースも報告されています。
便秘と排尿障害
慢性的な便秘は、直腸に溜まった便が膀胱を圧迫し、膀胱の容量を減少させたり、膀胱への神経伝達に影響を与えたりすることで、頻尿や尿意切迫感、排尿困難などの症状を引き起こすことがあります。便秘の改善は、排尿障害の緩和にもつながります。
よくあるご質問(FAQ)
- 過活動膀胱は治る病気ですか?
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はい、適切な治療で症状改善が期待できます。諦めずに専門医にご相談ください。
- 治療はどのくらいの期間かかりますか?
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症状や治療法、個人の反応によりますが、数ヶ月間の継続で効果を実感できることが多いです。
- 薬の副作用が心配です。
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口の渇きや便秘などの副作用が出ることがありますが、近年は副作用が少ない薬も開発されています。患者様の体質や既往歴を考慮し、最適な薬を処方しますのでご安心ください。
- 骨盤底筋体操はどのように行えば良いですか?
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肛門や尿道を締める運動を繰り返す体操です。正しい方法を当院で詳しくご指導いたします。
- 女性専用待合室はありますか?
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はい、女性の患者様が安心してご来院いただけるよう、女性専用待合室を完備しております
- 駐車場はありますか?
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はい、クリニックビル専用駐車場と提携駐車場を完備しております。お車でお越しの方も安心です。
- 他の泌尿器科で治療を受けていますが、転院は可能ですか?
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はい、可能です。現在の治療内容やお薬手帳など、お分かりになる範囲で情報をお持ちいただけるとスムーズです。
- 頻尿は年齢のせいだと諦めていましたが、治療できますか?
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頻尿は加齢に伴って増える傾向にありますが、諦める必要はありません。適切な診断と治療で症状を改善し、QOLを向上させることが可能です。
- 診察は日本泌尿器科学会認定の専門医が行いますか?
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はい、やすだ泌尿器科クリニックでは、日本泌尿器科学会認定の泌尿器科専門医が、すべての患者様の診察を担当いたします。
やすだ泌尿器科クリニックの特長
日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医による診療
当院の院長は、日本泌尿器科学会認定の泌尿器科専門医です。長年の経験と専門知識に基づき、頻尿・尿失禁(過活動膀胱)をはじめとする泌尿器科疾患全般に対して、質の高い専門的な医療を提供いたします。最新のガイドラインに基づく知見を取り入れ、患者様一人ひとりに最適な治療法を提案できるよう努めております。
女性専用待合室を完備
泌尿器科の受診に抵抗を感じる女性の方も少なくありません。やすだ泌尿器科クリニックでは、女性の患者様が安心してご来院いただけるよう、プライバシーに配慮した女性専用待合室を完備しております。デリケートなお悩みも、気兼ねなくご相談いただける環境です。

クリニックビル専用駐車場、提携駐車場完備
お車でご来院の患者様のために、クリニックビル専用駐車場と提携駐車場を完備しております。大阪府門真市という地域柄、お車でのアクセスが便利です。駐車場の場所など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
神経因性膀胱と過活動膀胱
真逆なのに症状が同じ「頻尿」
神経因性膀胱(低活動膀胱)
膀胱がうまく収縮できず、尿を出しきれない、尿が出せないため残尿が多量に残り、すぐに膀胱が満杯になって頻尿になる。
過活動膀胱(OAB)
膀胱が過敏になり、勝手に収縮してしまう尿を十分に貯められないため、強い尿意で頻繁にトイレに駆け込む。
「腎臓」まで悪化するリスク
泌尿器科への受診は何となく恥ずかしいからと受診をためらい、かかりつけの内科などで「頻尿の薬」を処方される患者様が多くいらっしゃいます。
しかし、残尿の評価が不十分なまま、安易に過活動膀胱の治療薬(膀胱の収縮を抑える薬)が処方されることは非常に危険です。
もともと尿を出す力が弱い神経因性膀胱(低活動膀胱)の患者様に、この薬を投与すると、膀胱の機能がさらに低下し、残尿が劇的に増悪してしまいます。
その結果、頻尿は改善しないどころか、残尿が原因で尿路感染症を繰り返したり、腎臓に負担がかかる水腎症を招き、不可逆的な腎機能の悪化につながりかねません。
当院でも、他院の頻尿で処方された薬で症状が悪化し、受診される患者様がいらっしゃいます。
アクセス
〒571-0065
大阪府門真市垣内町12-32 古川橋メディカルプラザ3F
京阪本線「古川橋駅」より徒歩6分
京阪バス「鳥飼道停留所」目の前
診療時間

土曜日は2人の医師の診療で待ち時間が
少なくて便利
水曜日午後は20:00まで
