当院では内服薬による治療に加え干渉低周波治療器を導入しております。症状を緩和するだけでなく根本的な治癒を目指します。
膀胱がうまく収縮できず、尿を出しきれない、尿が出せないため残尿が多量に残り、すぐに膀胱が満杯になって頻尿になる。
膀胱が過敏になり、勝手に収縮してしまう尿を十分に貯められないため、強い尿意で頻繁にトイレに駆け込む。
泌尿器科への受診は何となく恥ずかしいからと受診をためらい、かかりつけの内科などで「頻尿の薬」を処方される患者様が多くいらっしゃいます。
しかし、残尿の評価が不十分なまま、安易に過活動膀胱の治療薬(膀胱の収縮を抑える薬)が処方されることは非常に危険です。
もともと尿を出す力が弱い神経因性膀胱(低活動膀胱)の患者様に、この薬を投与すると、膀胱の機能がさらに低下し、残尿が劇的に増悪してしまいます。
その結果、頻尿は改善しないどころか、残尿が原因で尿路感染症を繰り返したり、腎臓に負担がかかる水腎症を招き、不可逆的な腎機能の悪化につながりかねません。
当院でも、他院の頻尿で処方された薬で症状が悪化し、受診される患者様がいらっしゃいます。
排尿トラブル、おしっこの悩みは専門である泌尿器科にご相談ください。
排尿障害の診断と治療は、正確な残尿量の測定と専門的な排尿機能の知識が必須です。
「頻尿の薬を飲んでいるのに改善しない」「かえって排尿しづらくなった気がする」と感じたら、これ以上病状を悪化させないためにも、残尿評価ができる泌尿器科専門医へご相談されることを強くお勧めします。

